時には昔の話を
優柔不断、という言葉があります。
あなたはどうでしょう?「君って優柔不断だよね」なんて言われたことがありますか?
僕はあります。いろいろな人から。
初めて言われたのは4歳のときです。その日はクリスマスプレゼントを買ってもらうために、家族でトイザらスに行っていました。プレゼントを選ぶにあたって、僕は12月の初旬に届くトイザらスの折込チラシを何回も読み返し(レゴブロックやロボット工作キットなど魅力的な品に溢れていました)、様々な要素を比較して考えに考え抜いた末、当時放送されていた仮面ライダー555(ファイズ)のベルトを買ってもらうことに決めていました。
http://p-bandai.jp/item/item-1000102770
(画像は大人用のプレミアム商品です。即完売したそうな)
ところが、いざトイザらスに着いてびっくり。そこにはチラシに載っていなかった商品、それもカイザのベルトが置いてあったのです!
http://p-bandai.jp/item/item-1000117267
さぁ大変です。なぜなら、僕はファイズもカイザも同じくらい好きなのです。加えて2つの商品の類似性の高さに、何をどう比較すればいいのか単一の方法論しか持っていなかった僕は固まってしまいました。2つの箱をひっくり返しながらしばらく悩んだ末、二者択一を放棄してしまおうかと思って他の売り場を覗いてもみたものの、やはりベルトが欲しいという気持ちは変わりません。
ベルトの前に戻り10分ほど黙って悩んでいたら、父が苛立ちも露わに「○○(僕の名前)は本当に優柔不断だねぇ。家でしっかり考えてから来れば良かったのに」と言ってきました。Ahhhhhhh!!!💢💢💢
結局、現地で見つけたときの衝撃か、はたまた「主人公クラスのサブキャラが好き」という性癖の萌芽によるものか、僕はカイザを選びました。このベルトは今でも捨てずに納戸にしまってあります。
ちなみに、Wikipediaによれば
携帯電話など電子機器をモチーフにした「ファイズドライバー」を始めとする変身ベルトの玩具は、100万本以上を売り上げる大ヒット商品となった。『仮面ライダーW』のダブルドライバーに抜かれるまで仮面ライダーシリーズの変身ベルトとしては最多売上を誇っていた。『仮面ライダー555』 講談社〈テレビマガジン特別編集〉、2004年9月。ISBN 4-06-178431-5。
とのことです。何だか嬉しいですね。
これを書いていたら、久々にファイズを見返したくなりました。あまり仮面ライダーらしくない作品(テーマが重くて暗い上にキャラクターがドンドン死ぬ)で、小さい頃はよく理解できていなかった部分も大きいと思います。TSUTAYAで借りてこようかな。
嫌な記憶は消えないもので、ときおり父のセリフを思い出しては優柔不断について考えています……と続けようと思っていたのですが、昔話だけで終わってしまいそうです。続きはまた今度書きますね。
それでは、今回はこのあたりで。また次回!